6月4日(日)にモルゴーア・クァルテットコンサートを開催しました。
第一ヴァイオリンに荒井英治さん(元東京フィル ソロコンサートマスター)、第二ヴァイオリンに戸澤哲夫さん(東京シティ・フィル コンサートマスター)、ヴィオラに小野富士さん(元NHK交響楽団次席ヴィオラ奏者)、チェロに藤森亮一さん(NHK交響楽団 首席チェロ奏者)をお迎えし、前半はハイドン、ショスタコーヴィチのクラシック演奏、後半はプログレッシブロックの「キング・クリムゾン」「ピンクフロイド」などの名曲をメンバーの荒井さんが編曲され、迫真の演奏を披露されました。
弦楽器で奏でられたプログレッシブロックの名曲は、アナログの楽器で奏でられているにも関わらず、時に電子音のような音色に聴こえたり、激しさの中にメロディアスな部分もあり、弦楽器の新しい世界を見ることができました。演奏される皆さんも、一般的なクラシックコンサートでは見ることができない熱演で、体を前後に大きく動かされ、リズムを刻んでいました。会場の半分以上のお客様はプログレッシブロックを初めて聴かれた方だったと思いますが、素晴らしい音楽は誰にでも伝わるということが証明されたコンサートで、日本屈指のメンバーが奏でる新しい世界に会場全体が惹き込まれていました。そして、何より、プログレッシブロックを愛するモルゴーア・クァルテットの皆さんの情熱が伝わってくる演奏でした。
また、モルゴーア・クァルテットの荒井さんからは、コンサート中のトークで「音響の素晴らしいホールです」と、うさぎホールをご紹介いただきました。コンサート中に奏でられた本当に小さな音色まで届けることができる、このホールならではの演奏を聴くことができました。
本コンサートは三井住友海上文化財団様の助成により、特別料金にて開催することができました。改めて御礼申し上げます。
そして、当日は、完売となりたくさんのお客様にご来場いただき、有難うございました。
2023.06.09